第三次 『同時代』 第26号(2009年6月)
特集 掌・手・て
目 次
富田裕・・・・・・・・・・天と地とを結ぶ手――ラファエッロ「美しき女庭師」から
岡村嘉子・・・・・・・・掌を合わす旅――聖フランチェスコを巡って――
清水茂・・・・・・・・・・〈手〉について
大橋健三郎・・・・・・テという音声が啓示するもの――掌・手・てという題によせて
森常治・・・・・・・・・・「手」についての小論
原子朗・・・・・・・・・・手の歎語――手を振っておよいでゆくや鰯売り〈良寛〉――
豊岡史朗・・・・・・・・手の相
大重徳洋・・・・・・・・手
谷口正子・・・・・・・・「手」、この酷薄な超越者――ある大学教員の日記より
有田忠郎・・・・・・・・風の形見
丸地守・・・・・・・・・・探す
吉田章子・・・・・・・・たまゆらゆらり
布川鴇・・・・・・・・・・軋み
大重徳洋・・・・・・・・宿題
長尾重武・・・・・・・・東京で降るような星空を 宇宙は膨張している
古志秋彦・・・・・・・・数学の内なる「完全性」
安田雅文・・・・・・・・漂流譚V
川崎浹・・・・・・・・・・チェチェンへ アレクサンドラの旅
森本素世子・・・・・・一つの出会い――グレアム・グリーンとR・K・ナラヤン――
和田旦・・・・・・・・・・《喜劇》と《悲劇》のはざまで(2)――『荒地』の深層構造をさぐる
豊岡史朗・・・・・・・・光太郎とデカダンス――『道程』前期――
布川鴇・・・・・・・・・・形を崩し形を超えようとするもの――立原道造の「石柱の歌」の試み
神谷光信・・・・・・・・ワーナー・エアハードとエラノス会議
大倉宏・・・・・・・・・・しずかさん
大月裕司・・・・・・・・短編小説 海神と鯛