第三次 『同時代』 第18号(2005年6月)
特集 再考〈虚構と真実〉
目 次
川崎浹・・・・・・・・・・ドストエフスキイのマジック・カード――『白痴』第一編について――
富田裕・・・・・・・・・・胡桃の木陰で――チャンドス卿の手紙についての断想――
谷口正子・・・・・・・・『苦海浄土』の《虚構と真実》
日高てる・・・・・・・・・現実のなかの嘘――その妖しいもの
神谷光信・・・・・・・・アナスタシスについて
清水茂・・・・・・・・・・メルヒェン 虚構と真実
有田忠郎・・・・・・・・されど死ぬのは わたしはしずかに 精巧な天使 白い紋が葉叢に
鈴木哲雄・・・・・・・・稔りの巨樹
原子朗・・・・・・・・・・橋のうらの歎語――汎神論的一神教徒の――
丸地守・・・・・・・・・・予兆 貌
安田雅文・・・・・・・・友愛と飛翔
大重徳洋・・・・・・・・蝶と遠雷
布川鴇・・・・・・・・・・生長点――純粋培養――
長尾重武・・・・・・・・小さな楽園への序
齋藤和明・・・・・・・・神様に怒りをぶつけたい
吉田章子・・・・・・・・板の夏
和田旦・・・・・・・・・・黒衣のシャコンヌ
大月裕司・・・・・・・・坂道の力
原子朗・・・・・・・・・・アジアは一つか(Is Asia one?)――国際シンポジュウム「東アジアの文学」冒頭講演・要旨
川崎浹・・・・・・・・・・『ガラス玉演戯』を軸に――ヘルマン・ヘッセと宇佐見英治の交感――
森常治・・・・・・・・・・共有された修辞 生物学と言語学(三)
大倉宏・・・・・・・・・・偶然上の世界――牛腸茂雄、もの派、佐藤真(二)
長尾重武・・・・・・・・「サマランカの春――二〇〇四・三・一一」