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「第三次 同時代」解散のお知らせ

 これまで「第三次同時代」は寄稿者に恵まれ、黒の会メンバーの方からも親愛なるご支持を頂いて参りましたが、その事務的な運営者だった舷燈社の柏田崇史さんが、本年九月末日に長年の治療も空しく亡くなられました。
 柏田さんは今年の春、編集代表の富田さんが退かれた際いったん事務局を離れて治療に専念していましたが、衰えぬ「同時代」誌の勢いに動かされ、最後の生を「同時代」に重ねようと決意して再び事務局を引きつぎ、私たちも歓迎したのでした。しかし彼の生きる意欲も病魔には打ちかてず、運命は雑誌の完成に必要な二ヶ月を彼に残してくれませんでした。故人に合掌させて頂きます。
 幸い、四十一号は「編集後記」でも触れましたが、布川さんの実務力とエネルギーで危機をのりこえ、「同時代」誌を年内にお手元に届けることができるようになりました。
 雑誌の刊行には事務局が欠かせないというのが編集委員一同の認識であります。従いまして出版元という受け皿が消失したので、七十年の伝統を継ぐ「同時代」誌の刊行は不可能となりました。以上の理由により、残念ながらひとまずここで第三次「同時代」解散のご報告をさせて頂きました。

 発行人  川崎 浹 

                             
      (「黒の会通信」No.47より)



第三次
『同時代』 第41号(2016年12月)
特集 悪とは何か


発行 「黒の会」
TEL/FAX 048‐645‐3204

           目 次

特集 悪とは何か

川崎浹・・・・・・・・・・悪は存在しないか――『罪と罰』余聞
中村邦生・・・・・・・・悪人はどこにいる
小野民樹・・・・・・・・「悪」なんて、私にはわからない
冨岡悦子・・・・・・・・カインの末裔
武藤剛史・・・・・・・・力の誘惑――悪とは何か
森本素世子・・・・・・悪が成長して
堀内正規・・・・・・・・悪をめぐって語るとすると

鶴岡善久・・・・・・・・シュルレアリスムの悪意
布川鴇・・・・・・・・・・悪を語ろうとして……
長尾重武・・・・・・・・内なる悪――オペラ『マクベス』、そして病気とは悪か

アンケート    神品芳夫 山崎剛太郎 郷原宏 冨岡悦子 高波忠斗 長尾重武

黒羽由紀子・・・・・・すみれたんぽぽこき混ぜて
工藤正廣・・・・・・・・雲
布川鴇・・・・・・・・・・橋
川中子義勝・・・・・・天蓋花
高橋博夫・・・・・・・・白露

散文

荒巻義雄・・・・・・・・SF掌編にして贋作の試み 孟買航路
工藤正廣・・・・・・・・いよいよ讃えつつ帰りゆけ
保坂一夫・・・・・・・・同時代を生きた人びと
            
ライナー・マリーア・リルケとアンドレ・ジッド
エレーナ・イコンニコヴァ
・工藤正廣訳・・・・・ある感情の物語 かれとかの女
影山恒男・・・・・・・・矢内原伊作と音楽
高橋博夫・・・・・・・・映画《君の名は。》について
大倉宏
・・・・・・・・・・雪・ロシア・ペチカ――Wの思い出に


追悼


影山恒男・・・・・・・・洒脱な柏田崇史さんの想い出


編集後記


藤井喬梓・・・・・・・・〔楽譜〕 「ピエタ」






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